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腰痛の薬は湿布薬だけじゃない!筋緊張弛緩薬、循環障害改善薬とは

薬・漢方薬
この記事は約 4 分で読めます。

「腰痛の薬」といってすぐに思いつくのが、痛み止めと湿布薬。薬局に行けば、誰でも簡単に買えます。でも、腰痛の薬はこの2つだけではありません。

医療機関を受診すると、筋緊張弛緩薬とか循環障害改善薬、ビタミン剤、漢方薬という種類のお薬も処方されます。もちろん、ケースバイケースですが、腰痛は多くの場合、筋肉にしこりのようなものができ、それが痛みの原因となっています。

そのことを考えると筋肉をほぐす役割のある筋緊張弛緩薬や循環障害改善薬はかなりの確率で処方されるのではないでしょうか。

今回は、腰痛治療に使われる薬について考えていきます。

この記事の目次

素人判断で使うと怖い痛み止めと湿布薬

湿布

冒頭で触れたようによく使われるのが痛み止めと湿布薬。実はこの2つ、素人判断で使うと問題がある薬だというのをご存知ですか?

内服の痛み止めの場合、胃の粘膜が荒れる原因となり、医療機関では必ず胃のお薬も一緒に処方されます。そして、湿布薬。温感と冷感のどちらを使うか痛みにあわせて正しい方を選ばないとかえって症状を悪化させてしまいます。薬の知識に乏しい方は、市販薬に頼らず、医療機関で受診してお薬を処方してもらうことが大切です。

筋緊張弛緩薬とは?

筋緊張弛緩薬

出典:http://blogs.c.yimg.jp

筋緊張弛緩薬とは、その名のとおり、筋肉の緊張を和らげる薬です。筋肉の収縮状態が続くと血液などの循環も悪くなり、痛みを一層強くしてしまいます。この薬は中枢神経に働きかけ、緊張を和らげます。血管を広げ、筋肉の血流を増やす作用もあります。

よく使われる薬剤としては「アロフト」「ミオナール」「テルネリン」があります。痛み止め(消炎鎮痛剤)と併用すると効果が高まるといわれており、一緒に処方されることが多いです。

副作用としては、眠気、ふらつき、めまいなどの神経症状と悪心、嘔吐、食欲不振などの消化器症状があります。

循環障害改善薬とは?

循環障害改善薬

出典:http://www.bestdrug.org

循環障害改善薬とは、血管を広げ、血液を固まりにくくする働きの薬です。圧迫による神経の循環障害がもとで起こる疼痛に効果があります。腰痛なら何でもいいのではなく、腰部脊柱管狭窄症のように下肢のしびれを伴うようなものや冷えを伴うようなものに有効です。よく使われる薬剤名として「プロレナール」「オバルモン」「ドルナー」「プロサイリン」があります。

副作用としては、下痢や腹痛、吐き気などの消化器症状、頭痛などがあります。

ビタミン剤と漢方薬って、腰痛に効くの?

ナース

ビタミンはAとかBとか種類があります。腰痛と関連しているのはビタミンB12です。ビタミンB12 は、神経組織を障害から回復させる働きがあるといわれています。しびれを伴う腰痛では、自覚症状改善のために用いられます。またビタミンB群は筋繊維の修復にも役立つとされています。筋肉疲労と関連している腰痛では効果があります。

次に漢方薬ですが、八味地黄丸(はちみじおうがん)が腰痛に効果があるといわれています。疲れやすく、四肢の冷えを感じる人には効果があるとされています。

まとめ

坐骨神経痛改善ちゃん

いかがでしたか?

腰痛の薬にもいろいろなものがあることがお分かりいただけたでしょうか。本文中でも触れましたが、素人が判断するのではなく、医師に症状を細かく説明したうえで、ご自身にあったものを処方してもらうのがいいと思います。医療機関の処方では「飲み合わせ」を考え、副作用に対する対策もとってもらえます。

薬もご本人に合う、合わないということも当然あります。合わないと感じたら、飲み続けるのではなく、すぐに主治医に相談するのがよいでしょう。

 

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自分でできる腰痛改善法


「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」


坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、 やはり根本改善をしていくべきだと思います。

「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」


これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。

そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。

多数の体験談がございます。併せてご覧ください。

坐骨神経痛

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ヒカル

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ザコナビ編集長のヒカルです。当サイトでは、坐骨神経痛をはじめ、腰痛・ヘルニアなど足腰の症状でお悩みの方必見の最新情報をお届けしております。ぜひ健康的な体を取り戻しましょう。

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