坐骨神経痛の症状 ふとももに急な痛みが出た時の簡単な対処法とは?
坐骨神経痛は、神経が圧迫されていないときには痛みやしびれなどの症状が出ず、神経が圧迫されることで症状を発症します。そのため、日によって痛みの度合いが変化したり、今まで痛くなかったのに突然急激な強い痛みに襲われるという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
急に痛みが出た時はどうしていますか?
対処法を知っていると、症状が和らいだり治癒を早くしたりできます。
ここでは急に座骨神経痛の痛みが出た場合の対処法を紹介しますので、いざという時に備えて覚えておくと良いでしょう。
この記事の目次
急な痛みの時はまず安静
突然の神経痛で、歩くのもままならないという時があると思います。そうした場合、まずは痛みが治まるまで安静の姿勢を保ちましょう。
痛みが強いと腰やお尻周辺の筋肉の緊張が強くなります。その状態で無理に動き腰の負担が増えてしまうと坐骨神経痛の症状がより強く発症することが多いので、まずは筋肉の緊張を和らげるために安静を保ちます。
楽な姿勢は人によって異なりますが、一般的には横向きの姿勢で横たわると楽になる場合が多いです。寝転がっていることができない場合には、壁やイス等にもたれたりして、なるべく腰に負担がかからないよう楽な姿勢を探します。
坐骨神経痛の場合は長時間座っていると痛みが強くなることが多いので、座って休む場合には気をつけましょう。
腰を温め血行をよくしよう
筋肉を温めることで血行が良くなり筋肉の緊張がゆるみ、神経の圧迫を和らげ痛みが軽減されます。
太ももに強い痛みが出た場合でも、坐骨神経痛の原因は太ももではなく坐骨神経の元である腰にあります。そのため温める時は腰を温めます。
腰からお尻、太ももにかけて広範囲に温める事は効果的ですが、痛みの出ている太ももだけを温めても、あまり痛みを軽減させる効果はありません。
ホッカイロやホットパック、蒸しタオルなどを利用して腰を温めるとよいでしょう。
お風呂に入ることでもカラダを温める効果はありますが、動作を伴うので痛みが強い時には負担がかかります。また神経痛の症状によって足の力が入りにくくなり、足元が滑る危険があるので、強い痛みがある時には避けた方が良いでしょう。
急な強い痛みは他の怪我かも?
ここまで応急処置の方法を紹介しましたが、急な痛みが出た場合には基本的には自己診断をせず医療機関への受診をお勧めします。
なぜなら、運動中や急な動作により痛みが出た場合には坐骨神経痛ではなく筋肉や骨の損傷の可能性もあるからです。
太ももの裏にあるハムストリングスという筋肉は肉離れを起やすい筋肉として有名です。
太ももには前側に大腿四頭筋、後ろ側にハムストリングスという、どちらも大きな筋肉がついています。その筋肉が突然の動作でバランスよく動かなかったり、急激に引き伸ばされた際などに肉離れを起こすのです。
肉離れの場合にはストレッチや筋力トレーニングなどの運動をしてはいけません。坐骨神経痛と勘違いし運動をすることで症状が悪化してしまいます。
また、肉離れは放置しておくと筋肉が骨化し硬くなることがあるので、早めに患部を冷やし安静にして炎症を取ることが優先されます。
筋断裂や打撲といった怪我が考えられる急激な痛みは、必ず受診し医師の診断を仰ぐべきでしょう。
まとめ
急激に坐骨神経痛の症状が出て動けなくなった場合には、安静にして腰を温め痛みを和らげましょう。
どうしても動かなければならない時にはコルセットを利用したり、テーピングを利用して腰のサポートをしながら動くようにしましょう。
突発的な怪我の可能性がある場合には坐骨神経痛だと決めつけずに医療機関を受診しなるべく早く正しい対処をするようにしましょう。
(関連記事)
自分でできる腰痛改善法
「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。
多数の体験談がございます。併せてご覧ください。