【変形性股関節症とは?】主な原因と3つの治療法、リハビリについて
股関節は、上半身と下半身をつなぐ重要なパーツです。上半身を支える部分でもありますので、年を取ると共に負担が増すという人もいます。その股関節付近が痛いという人は、もしかしたら「変形性股関節症」かもしれません。
日常生活を送るのもつらくなるというこの症状について、解説していきましょう。
この記事の目次
変形性股関節症はどんな人がなりやすい?
「変形性股関節症」は、股関節が痛くなる病気の代表格です。これは、股関節にある関節軟骨がすり減ってしまうことで起こる症状です。
発症する人の年代はさまざまです。年配の人が多いイメージがありますが、10代でも発症する人はいます。ただし、30代から40代にかけてこの変形性股関節症を発症する人の割合が高いとも言われています。
老化のせいで変形性股関節症になる人もいますが、日本では骨や関節の異常、もしくは外傷のせいで発症する人がほとんどだとされています。また、「臼蓋形成不全」 「先天性股関節脱臼」といった病気を患っている方は、変形性股関節症を発症しやすいとされています。
変形性股関節症は男性と女性、どちらが発症しやすいのでしょうか?実は、女性に多い病気とされています。女性は男性に比べると、筋肉量が少なくて関節がゆるくできているからです。また、子どもを産むために骨盤が横に広がっていることも関係しているようです。
変形性股関節症の症状とは?
変形性股関節症の主な症状は、痛みや動かしにくさなどがあります。
まず、痛みについて説明しましょう。はじめは運動をした後、長時間歩いた後などはお尻から太もも、膝などがじわじわと痛む。ただ数日すると気にならなくなるくらいです。ですが、症状が進行すると動くだけで痛いですし、休息をとらないと歩けないほど痛みが酷くなり、最終的には横になっていても痛い、寝ていても痛いという状態になる可能性もあります。
また、痛みのせいで足を動かしにくくなります。かがむ動作や階段を上がる動作などがやりにくくなるでしょう。そのせいで、片足を引きずって歩くようになるケースもあります。
変形性股関節症の治療法とは?
変形性股関節症の治療法は、どんなものがあるのでしょうか?
まずは様子を見ながら行う「保存療法」と、重度な人向けに行われる「手術療法」があります。
「保存療法」では、以下のようなことが行われます。
・体重を減らして股関節への負担を減らす
・股関節に負担をかけない動き方や日常の過ごし方を指導される
・ストレッチや筋トレ、ウォーキング、水中ウォーキングなどの運動療法
・風呂や温泉に入って行う温熱療法
・内服薬や注射、外用薬を使用した薬物療法
これらをやっても症状が悪化するなら、手術を行うことになります。「手術療法」は、その人の股関節を動かしやすいように、そして負荷がかかりにくいようにメスを入れる温存なやり方もありますが、重度の場合には人口関節に置換することもあります。
変形性股関節症のリハビリについて
変形性股関節症のリハビリは、ストレッチや筋力トレーニング、歩行練習などがメインになります。まずは病院でどのようなリハビリをしたらいいか指導を受けましょう。その指示を受け、自宅でもケアするようにしましょう。
改善グッズの助けを借りたい方は、股関節サポーターを使ってみましょう。股関節や骨盤をサポーターで固定することで、体が動かしやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?
・変形性股関節症は、股関節が痛くなる病気 30~40代、女性に多い症状
・変形性股関節症の治療法は「保存療法」と「手術療法」がある
・悪化すると、片足を引きずって歩くようになるケースもあるので早期発見・早期治療を!
ということを知っていただければと思います。
変形性股関節症は、どんな人でもなる可能性がある病気です。なかには体重が増えすぎたために変形性股関節症になってしまう人もいます。そういった場合には体重を減らす必要もあるかもしれません。
このように、その人によって治療法やリハビリ法は変わってきますが、放置してはいけない病気のひとつです。慎重に治療を行いましょう。
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