手術をしなくても梨状筋症候群は治る ストレッチ、鍼灸、整体も効果的?
坐骨神経痛の原因の一つに梨状筋症候群があります。お尻の筋肉がかたくなっていることによって、坐骨神経に触り、痛みにつながるというものです。整形外科では特殊な坐骨神経痛に位置されています。
理論的には筋肉をほぐしてあげることで、症状はかなり改善し、完治も望めます。西洋医学の世界でも、鍼や灸といった東洋医学の世界でも両者とも「治る、改善する」といわれています。
今回は、西洋医学・東洋医学に共通する筋肉の痛みの原因と治療の概念を抑えたうえで、どのような方法があって、どのくらいの期間で治るのか紹介します。
「もう治らない」と決めつけず、希望をもって治療に臨んでいただけるお手伝いになれば幸いです。
この記事の目次
筋肉の痛みの原因と治療の概念
そもそも筋肉の痛みには原因があります。運動などで過度に使う場合もそうですし、梨状筋の場合は、長時間同じ姿勢をとるケース、デスクワークが長い人にも起こります。冷え性で血液循環が悪い場合も原因の一つです。そのような人の筋肉は、伸びることができず、縮こまったまま、硬くなってしまいます。かたくなった筋肉の中では血流が悪くなり、神経に必要な酸素が届かなくなってしまいます。その酸素不足が痛みをもたらします。
つまり、血行をよくする、筋肉をほぐし柔らかくすることは効果的な治療なのです。
ストレッチは侮れない
血行を良くする行為には、入浴、マッサージといったものがあります。もちろん、鍼灸で刺激を与えるのも一つの方法です。インナーマッスルとよばれる梨状筋の場合、直接その筋肉に触ることができないのが欠点です。そこで効果的なのがストレッチです。
日本脊髄外科学会によると適切なストレッチで60%の人が治る、もしくは軽快だといいます。ストレッチは、体操というイメージで術者が何かするものではありませんが、非常に効果的なものなのです。侮れません。
鍼灸による効果も見逃せない
「はり」と聞くと、怖いと思ってしまう人も多いようですが、梨状筋症候群の治療には効果的で、2~3回の施術でかなりよくなるという話を聞きます。
鍼灸で使う鍼は、髪の毛くらいの細さです。ちくっと刺されている感覚のある場所もありますが、しらないうちに刺されているという感覚の場所もあるくらいです。梨状筋に対しては、刺した鍼に微量の電流を流すものが効果的だとか。鍼刺激によってかなり血流が改善され、結果的に筋肉がほぐれることにつながるそうです。
整体では体のバランスを重要視
整体に通って、1回目でかなり楽になったという例もあります。整体のアプローチの仕方は、歪みを正すことで、血流がよくなり、筋肉がほぐれるというものです。
梨状筋症候群の場合は、股関節と骨盤のゆがみを診て、治していきます。そして、ストレッチを行いながら、股関節の可動域を広げていきます。整体というとボキボキと音を鳴らして治すという印象が強いかもしれませんが、実際は、少しずつ、調整を図りながら実施しています。
まとめ
いかがでしたか?
凝った筋肉をほぐすというのは、東洋医学、西洋医学に関係なく、大事な着眼点です。実際に梨状筋症候群では、西洋医学でも筋緊張弛緩剤という薬が出されます。言い換えれば、薬を飲むことで筋肉をほぐしていくというものです。
これらから、アプローチの仕方が異なるだけで、筋肉をほぐし、それが再びかたまらないようにすれば、治るというのが大方の結論なのです。
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「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。
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