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【50代男性の体験談】手術とリハビリを経て腰部脊柱管狭窄症を改善

体験談
この記事は約 7 分で読めます。

「腰の痛み、足の痺れがひどくて毎日しんどい…。」

「でも、何をしても良くならないんだよなぁ…。」

とお悩みではありませんか?足腰の症状をお持ちの方からよく耳にする声ですね。人により原因もまちまちなので、自分にピッタリの治療法を探すのも大変かもしれません。

そこで今回は、同じように腰痛に悩まされ、ある三つの方法を試し、辛い痛みから解放された方の体験談をご紹介します。ぜひご覧ください。

この記事の目次

ぎっくり腰がすべてのはじまり?

はじめまして、今井(仮名 50代男性)と申します。私は10年前にぎっくり腰を発症して以来、腰痛に苦しんできました。整形外科などにも通院しましたがたいして良くならなかったので、治すことは完全に諦め電気治療や鍼治療などで症状をごまかしながら過ごしてきました。

デスクワークのため、腰が辛いと思うこともありましたが、それでも何とか仕事ができていたのでそのまま放置していました。

しかし、4年前から少しずつ症状に変化が現れてきました。腰だけでなく足にも痛みを感じはじめ、そのうえ両足に力が入りにくいのです。歩いてもバランスを崩しかけることがあり、歩くのが怖くなる毎日でした。また、外出時に便失禁をすることもあり、外出も避けるようにもなりました。

後から知ったのですが、この症状は脊柱菅狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」といわれるものでした。当時はまだその病名を知らなかったのですが、今後の生活を考えると「この病気を完治させなくては…」と思いました。

ここでは私が取り組んだ三つの治療法についてご紹介します。同じような症状でお悩みの方の参考になれば幸いです。

まずは整形外科で治療を開始

まず私はいつもお世話になっている近所の整形外科へ行き、レントゲンを撮ってもらいました。

レントゲンでは骨に何も異常が見られなかったので、ただの「ぎっくり腰」との診断を受け、湿布薬と痛み止めの薬を処方されました。医師に言われた通り、一か月近く湿布や痛み止めの薬を服用したのですが、あまり改善は見られませんでした。

足腰の痛みのため貰った湿布薬だけでは足りず、市販の湿布薬も貼ったりしましたが、症状にほとんど変化は見られませんでした。

そこで何度か通院した頃、効果が感じられないことを医師に伝えました。すると電気治療を勧められ、毎日電気治療に通うこととなりました。

しかし、電気治療は、やっている最中は気持ちいいのですが、しばらくするとまた腰の痛みが出てきたり、足の痛みには全く効果が見られなかったので、この治療法は私の症状にはあまり効き目がないように思いました。

背骨専門の整形外科でリハビリに励む

行きつけの整形外科での治療に効果が見られなかったため、背骨を専門に治療する別の整形外科に行ってみました。こちらでもレントゲンの撮影をしてから診断を受けました。

「椎間板の変形により腰に痛みが出ている」との診断結果で、温熱治療と電気治療、牽引(けんいん)治療の三つのリハビリ治療に週三回以上通うよう指示されました。

温熱療法

温熱治療は腰などの患部を赤外線で暖める方法で、治療中は腰の痛みが多少和らいだと思います。

電気治療

電気治療についても同様で、治療中は多少の効果を感じました。

牽引治療

牽引治療は「腰部を固定し、器具引っ張る治療法」で、治療中に痛みを感じることはありませんでした。

 

こうしたリハビリ治療は一回数百円だったこともあり、仕事を半分休んでなるべく通うようにしました。しかし、これらの治療も結果的にはあまり効果はなく、腰の痛みはむしろ悪化しているようにさえ感じました。

症状の悪化について何度か先生に相談しましたが「そのままリハビリを続けるように」と言われたので、また別の整形外科を受診することにしました。

最新設備の病院で手術をすることに

私が三番目に選んだ整形外科は、レントゲンだけでなく最新のMRIなどの機材が揃っている整形外科でした。最新設備の病院であれば自分の症状をちゃんと診断してもらえると思い、わずかな望みをかけて受診しました。

まずレントゲン撮影をしたところ、今までと同じように「骨には異常なし」との診断を受けました。その後先生のすすめもありMRIを撮影してみると、「背骨の神経の通り道がかなり狭くなっている」と今までになかった診断を受けました。「脊柱菅狭窄症」という症状名もそのときに初めて聞いたのです。

先生は「手術という選択肢もあるが、しばらくは薬で様子を見よう」と言い、何種類かの飲み薬をもらいました。

その薬を1~2か月くらいの間飲みましたがあまり効果はなく、痛みも強くなっていたので、そのことを先生に伝えると「じゃあ手術してみようか」と言われ、手術をすることになりました。

大病院への紹介状を書いてもらい何度か検査受診し、そこでも「脊柱菅狭窄症」で間違いないと診断されて手術と入院が決まりました。

手術は除圧固定式という形式らしく、「神経を圧迫する背骨の一部を削り、金属を埋め込んで固定する」と説明を受けました。

手術は数時間に及びました。術後一か月の入院とリハビリは大変でしたが、この手術によって、「足に力が入らない」、「便失禁する」などの症状からは完全に回復することができました。

趣味の登山も楽しめる元気な生活へ

手術前は足に力が入らないため歩くのが怖く、杖に頼らなければ歩くこともできませんでした。

また、神経が圧迫されることで時々便失禁をしていたため、仕事や用事で外に出るときはトイレの心配が常につきまといました。

このような状態だったので手術前はほとんど外に出ることができず、仕事も退職して治療に専念していたのですが、手術によりこれらの症状が回復し、普通に外出できるようになりました。1年後には仕事もできるようになり、以前とは別の新しい仕事につくこともできました。

趣味の登山も再開できるようになり、色々なスポーツも楽しめるようになりました。まだ多少の腰痛は残っていますが、それでも脊柱管狭窄症の症状は消えたので、以前の健康的な生活に戻ることができています。

症状を正しく診断してくれた先生、手術をしてくれた大病院の先生、今はこのお二人にとても感謝しています。

脊柱菅狭窄症でお悩みの方へ

私の脊柱菅狭窄症の体験談をお話させていただきました。脊柱管狭窄症に苦しんでいた時期はとてもつらい時期でしたが、苦しんでいたのが嘘のように、正しい診断を受けてからはほぼ完全に回復することができました。

私からのアドバイスですが、お医者さんには何軒も行ってみてください。できればMRIなどの最新の設備があるところで診断を受けたほうがいいと思います。

複数の医師に手術を勧められた場合、それに従った方がいいかもしれません。是非とも正しい診断に基づく、正しい治療を受けてみてください。

おわりに

今井さんありがとうございました。

いかがでしたか?正しい診断と治療がいかに大切かということがよくわかりますね。

・継続的な治療をする

・専門分野を持つ病院へ行く

・最新設備の病院を試してみる

今井さんはこれらの方法を行い、主に病院を変えることで少しずつ自分に合った治療法にたどり着きました。「これは!」と思った時には病院を変える勇気も大事なようです。最近よく耳にするセカンドオピニオンも必要かもしれません。

ですが、中には病院を転々としてしまいドクターショッピングをされる方もいます。やはり医師の診断は不可欠ですので、自己判断はせず信頼のできる病院を探しましょう。

 

(併せて読みたい腰部脊柱管狭窄症のページ)

坐骨神経痛の要因の一つ、腰部脊柱管狭窄症ってどんな症状?

坐骨神経痛、脊柱管狭窄症の方必見!負担の少ない優しいストレッチ

脊柱管狭窄症の手術!痛み、費用、保険適用、日数について

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自分でできる腰痛改善法


「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」


坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、 やはり根本改善をしていくべきだと思います。

「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」


これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。

そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。

多数の体験談がございます。併せてご覧ください。

坐骨神経痛

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ザコナビ編集長のヒカルです。当サイトでは、坐骨神経痛をはじめ、腰痛・ヘルニアなど足腰の症状でお悩みの方必見の最新情報をお届けしております。ぜひ健康的な体を取り戻しましょう。

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